2006/03 村田
2006年度研究計画
主に学生に向けたメッセージ
- 2006年度の研究計画(テーマ)
- 放送とデータ通信の融合に関する研究
- メタデータベースとその応用に関する研究
- バーチャルリアリティー(VR)と3次元可視化に関する研究
- リアルタイムマルチメディア通信に関する研究
- VPN、マルチメディア通信、データベース、Webグラフィックス
- 分散データベースによる大規模・大容量データ解析
- 宇宙情報工学、福祉情報工学に関する研究
- Q&A
- 上の研究に興味があるのですが・・・
- 研究テーマに興味がある場合には、研究や研究テーマについて相談に来てください。私の部屋は、愛媛大学工学部本館R806号室です。私が不在でも部屋には必ず誰かおりますので、気軽にドアをノックしてください。
- 研究テーマについては研究室のWebに全部出ていますか?
- 残念ながら、最新の研究成果をすべてはWebで公開していません。テーマに興味がある場合には、ぜひ、直接、話を聞きに来てください。上の研究テーマのタイトルだけでは、実際に研究する内容が十分に伝わらないこともあると思います。過去に、研究室に配属された学生が、配属後に「思っていた内容と違った」ということがありました。
- 自分の望む研究テーマを選択できますか?
-
博士前期課程(修士課程)進学希望者には、優先的に研究テーマを選択してもらう予定です。その中でも特に、高い技術を身につけたい学生(ただしその分だけ研究も厳しい)は、特に優先的にテーマを選んでもらいます。なお、当研究室では、修士課程に進学して高い技術を学びたいと考えていない意識の低い学生は、原則的には求めていません。
- 進学したい気持ちはありますが経済的に余裕がありません
- 私の研究室には、経済的に苦しい状況でも、がんばって学んでいる学生さんが何名かいます。今、何を学ぶかは、自分の将来を大きく左右することですから、よく考えて判断してください。事前に相談に来てもらってもよいと思います。たとえば、下にも書きますが、当研究室では研究に関連したアルバイトがありますので、それを活用することもできます。
- 宇宙や福祉の研究室なのですか?
- 研究の主目的は、「さまざまな問題に対して、高度な情報通信技術、特に情報通信ネットワーク技術を用いて問題解決を行うこと」です。本研究室は応用的側面からの研究が多いため、研究の題材を宇宙や福祉に求めることは多いと思います。
- 応用的研究というのはどういうことですか?
- 応用的研究を「アプリケーションを作ったりシステムを開発する研究」と思っていることが多いようですが、それは間違いです。応用的研究とは、「問題対象において解決すべき問題点を明らかにし、その問題を解決する高度な情報通信技術を学び、これにより実際に問題を解決する研究」です。
- どのような教育を目指していますか?
-
研究室の教育方針は、高いレベルの情報工学技術者、情報工学研究者、または宇宙情報工学研究者や福祉情報工学研究者の育成を目指しています。アプリケーションプログラマの育成は目指していません。たとえば、時々、「私はJAVAプログラミングができるようになりたいです」という学生がいます。高度な情報技術者・研究者には、プログラミングができることはあたり前であり、それは教育の目的ではありません。プログラミングだけではなく、プロジェクトの企画から計画、実行、実践などを通じて、一つのプロジェクトを遂行する能力を学ぶことを目標とします。
- 自分でも高いレベルの技術者や研究者になれるでしょうか?
-
なりたいと思えば、なれるはずです。大切なのは、高いレベルを目指したいという気持ちを持つことです。安易な道を選ぶタイプの人には、きっと難しいでしょうね。たとえ予備知識がそれほどなくても、熱意さえあれば、基礎となる技術はきちんと指導します。(これまでもそうしてきました。)
- どのような気持ちで研究に取り組めばよいですか?
- いくつかの条件を満たせば可能だと思います。とくに、自ら積極的に学ぶ姿勢を持つということです。「決められたことだけ、与えられたことだけしたらよい」という姿勢では、おそらく難しいでしょう。また、「自分はこれだけができたらいいんだ(たとえば、携帯電話プログラミングができれば満足)」という姿勢では、難しいと思います。与えられた機会を最大限活用し、あらゆることを吸収する積極性が望ましいと思います。
- 愛媛大学で本当に高いレベルの技術者や研究者になれますか?
- 「愛媛大学にいて、本当に国内レベルや世界レベルの技術者や研究者になれるのか?」と思う人も多いでしょうが、私の答えは「もちろん、なれます!」です。国内外の最先端の研究所や企業と共同研究を行っているのも、それが理由です。私は、常に、世界で通用するレベルの研究をすることを考え、また、学生にもそのような高い意識を持つことを期待しています。たとえば、2年続けてアメリカの世界最大のスパコンカンファレンス(SC2004/SC2005)に参加しているのも、そのような理由からです。
- アルバイトやサークルと両立できますか?
-
アルバイトについては、両立は可能ですが、当研究室でもアルバイトを斡旋しています。研究に関係あるアルバイトを行ってもらうことで、収入と研究の両方に役立てばよいと思います。ぜひ、活用してください。また、サークルについては、両立は可能だと思いますが、学会等などいろいろなスケジュールは入ってきますので、注意してください。(事前に、研究室に相談に来るのがよいと思います。)いずれにしても、安易な気持ちでは、私の研究室で研究をしていくのは大変だと思います。
- 研究発表の機会が多いと聞いたのですが?
-
上にも書きましたが、研究室では、高いレベルの技術者や研究者の育成を目指しています。そのためには、単にプログラミングができるだけでは不十分です。自分の研究を外部に向けて説明ができるプレゼンテーション能力も、高度な技術者や研究者に求められる能力の一つです。真のプレゼンテーション能力を身に着けるには、全国規模または世界規模の学会等での発表が絶対に必要だと考えています。2005年の実績では、学生の国内学会発表は合計25件、国際学会は合計8件です。今後も(より高い技術者・研究者となりたい学生に対しては)積極的に学会等での発表を行ってもらう予定です。
- 外部の企業や研究機関との共同研究が多いと聞いたのですが?
- 共同研究テーマが多いため、さまざまな外部研究者との交流があります。それにより多くのことを学べますが、同時にそれらには責任も伴います。自分が担当するテーマに対しては、責任を持って期間内に最後までやり遂げることや、できない場合でも経過を報告することが求められます。
- 雑用が多いと聞いたのですが?
-
かつては雑用が多かったのですが、現在は研究室には秘書が2名おり、雑用はほとんどないと思います。ただし、研究に関係する・研究に必要な実務(たとえば、サーバの管理やデータ収集など)は、学生であっても積極的に行ってもらいます。
- 先生の教育ポリシーは?
- 私の考えですが、情報工学を学ぶということは「人の役に立つ技術を学ぶこと」だと思います。自分勝手な考え方の持ち主は、どこか、必ず限界があると思います。自分の学んでいる技術が、何の・誰の役に立つのだろうかということを、常に考えてもらいたいと思います。一方、自分の意思や考えを持たない人も、やはり限界があります。流行しているから、周りが注目しているからなどの視点でしかモノゴトを見ることができない人は、将来、まず成功することはないでしょう。周りが言うからではなく、自分は何をしたいのか、何を学びたいのかをしっかり考えることが必要です。
- 研究室の構成員(2006年4月現在)
- 村田(助教授)、秘書(2名)、博士後期課程(3名)、博士前期課程(5名)